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●ボンバードラミの馬的着付け的音人生 (^-^)/
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ボイトレは声帯のストレッチだ。

声帯を痛めないようにストレッチをするのは
すごく大変なのだと思う。
痛めないようにやれるようにするには
どうしたらいいのかをここのところ
ずっと考えている。
声を「出そう」とするとそれは
全部押していることになってしまう。
押すとそれは声帯振動ではなくなってしまう。
もちろん歌の中にはあえてそういう個所があったって
いいのだとも思う。
ようはそれを自動で制御できているかどうかだ。
お笑いの人が空気を読んで間を変えたり
ネタをひねったりするのと似ていると思う。
偶然の面白さに頼っているうちはまだ素人ということだ

むろん偶然の面白ささえなかったらどうにもならないのだが(^^;)

声を押さずに息の量の強弱だけで声をコントロールするときに
どこが一番きついかと考えると
どうも横隔膜の上下運動のようだ
これを制御しながら
声の成分をあごに落とさず(響きが失われる=説得力も損なわれる)
上あごの中を通って
脳天に突き刺し通過させるイメージ通りに
実際に声の筋道ができていくのに
気の遠くなる時間を必要とする。
無声音や唇をプルプルふるわせたりしながら
声を出すのは全て
声帯に力を入れるのを防いで
声の通り道を意識するための
一種の補助輪のような役目を持つ。
最初のうちどうしても力が入ってしまう人は
この補助輪を大量投入するのも手だ。
少なくとも喉を傷めずに済む。
ライブを大量にこなしつどつど盛り上がっていると
どうしても喉にガタがくる
有名なシンガーでボイトレを怠る人はいないはずだ
だから説得力のある声を維持できるという
ということも言える
そういうことはどうでもいいという人は
ライブが一年に一回しかない
とか己のパンク魂、もしくはロック魂が
そういうくだらないことをダサイとおもわせるとか
心で歌うのにボイトレは関係ないとかいう
理論を持っている。
それはたまにしかライブがないから言っていられるのであって
毎日ライブがあったら
そんなパンク魂もロック魂も一年と持たないで
再起不能になるだろう。

反面ボイトレにばかりこだわり
ある曲において、
どいういう声色出し方をするのか、
ブレスの取り方をどうするのか、
かすれさせ方はどの程度か、
力の入れ方抜き方はどのあたりにどのくらいか
声の伸ばし方、勢い、滑らかさをどの程度出していくかを
考えたりする時に
繊細な曲ごとのイメージと
自分の制御できている声がどのように割り当てられるかの間に
隔たりができてしまうケースもある。

声は奇麗だが曲を歌っている感じがしない。
曲の説得力が出せていない。
「あなたの声が綺麗なのはわかったから、だから何?」
と言われてしまうパターンだ。

ボイトレはあくまでもストレッチにすぎないということを心に留め置く必要がある。

ストレッチが完璧でも野球の選手にはなれないと同じこと。
でもストレッチが完璧ならそれらの選手の動きは促進され
怪我を防ぎ、すべての運動能力が上がり、最大値が引き出されるというわけだ。

だからどれだけやっても邪魔にはならないということでもある。

何もやる気力がなくてもボイトレだけやっておくというのが
ボーカルの最低のメインテナンスだと思う。

であればこそ
やり方にこだわりを持つことも
とても重要なのだ

意識を中心から拡散させるということも
大切なトレーニングだ。
慣れてきたらお勧めなのが
「ながらトレーニング」。
どういうことを意識するのかはっきりしてきたら
身体が勝手にやっているような状態を作り出してやるという
方法だ。
電話をしながらくるくるの螺旋コードを触る癖が昔あったのですが
螺旋コードを触っているという部分をボイトレに置きかえると
意識は電話をする事に向いているというもう一つの集中状態を
つくる。
たとえば今この文章は全部ボイトレをしながら書いています。
「文章を書くこと」がわっちがいま集中していることであって
そのサイドビジネス的にボイトレがある。
点や丸を書いて、しばらく次の文章を練る間だけ
そういえばボイトレ中だ。
押しすぎてないか?
声の流れはスムースか?
声が落ちてないか?
一定の弧を描いて声が飛んでいるか?
声が聞こえ過ぎてないか?
(ちゃんと響くと声は自分から遠ざかる性質を持つようだ、だから自分では聴きと辛くなる)
そういうことを確認する。

ながらボイトレ
お勧めです。

本番の時に驚くことになる。
あっれ~?
声無理なく出てるなぁ。
やれること多いなぁ。

感情を込めるというとこは
実はテクニックなんだということもよくわかる。
感情をむき出しにぶつけるというのは
本来素人のやることで
プロならものすごい感情の流動を
自分の感情は一切揺らさずにやれるべきなのだ
感情が込められていると思わせるように歌う。

最近、広島の事を歌った詩が多くメディアで取りざたされるが
あれがどうもしっくりこないのは
結局素人によるむき出しの感情だからだ
(語弊はあるだろうが決して彼らの感情や経験を否定するものではない)
あれでは私は揺らされないのだ。
心の奥の奥まで届くためには
あれではいけない
最近プロのシンガーが素人の詩を歌ったりして話題になっているが
あれなどは無駄に声だけ良くなってしまった人が素人の感情だけの言葉を
歌うというプロの最悪な部分と素人の最悪の部分のぶつかり合いになってしまっているよろしくないパターンだ。
プロの言葉師によって紡ぎだされた言葉を被爆した人たち自身がが歌ったほうがまだ説得力があると思う。
冷静さを持って見つめ直した果てに何があるのか
そこを書いていく必要があると思う。

プロの言葉師やシンガーに求められる責任は重大だ
言い訳をこいている場合ではないのだ。
技術を高めなくてはいけないのだ。
技術が何かということを見誤ってはいけないのだ。

すべての礎になるのはボイトレなのだ
少しでも何かの迷いがあったら
ボイトレにもどるべし。
トレーニング方法を日々進化させるべし。
続けるべし。朝飯前にやるべし。
朝飯後にやるべし。
一日やらなければ自分にバレ
二日やらねば周囲にバレ
三日やらねばお客にばれる。
四日やらねばやめてしまえ。
というわけで、ボイトレ終了。
書いていてほうぼう痛くなってきたぞ。
日々精進でござんすね。
ほいっ。




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ボンバードラミ

10月1日火曜日生まれ
天秤座 A型 寅年

職業:天職探し中
趣味:考えること
気質:ゾウ的
着物を着て、馬に乗って、作った音源を売り歩く。
そんな夢を実現するために格闘悶絶,抱腹絶倒,七転八倒三歩進んで五歩下がる日々を恥も外分もなく送る生き物。


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