●ボンバードラミの馬的着付け的音人生 (^-^)/
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宣伝材料の録音が終わりました。
ピアノ佐久間優子、ベース梅沢茂樹。
リテイク無しの一発でとってしまいました。
さっすが、プロですねー。パチパチパチ。
録音をすると改めて満載の課題がどさっと落ちて来て頭を直撃します。
相変わらずめちゃ音痴とか。
肝心な事が思ったよりスムーズにできてないなとか。
久々に歌うから歌詞がめっさ飛んでるなとか。
やろうとしてる事の多くが不時着してるなとか。
重心が上がり過ぎてリズムの底が支えられてないなとか。
声帯の位置が不安定で声がちゃんと出てないよとか。
色々基礎が弱すぎるんだなとかとかとかーっ。
キリがない。
ああっ落ち込むからやめやめ。
特にベースとやると毎度毎度、音程の場所がどこだかわからなくなる。
ベースのせいじゃなくこっちの耳の問題。
聞かなくていい倍音のどっかを聞いちゃっているみたい。
いつも梅ちゃんとやるときは東京漂流というジョンゾーン的実験バンドでやってたので、こっちは奇声をあげてるだけだし(ま。楽しいんだけど。てか漂流させられっぱなしなんだけど)ベースも指揮者に指揮されてるから、JAZZの曲をストレートアヘッドにやるのは初めてのことで、何だか恥ずかしいのです。
けど梅ちゃんの音はシンプルな反復が気持ち良く、一拍の深さもズバ抜けてて、安定感抜群。
影で密かにいろいろ変えるやり方がスマートで、無駄な音をほとんど出さないプラクティカルなピアノの佐久間さんとも相性良く、録音はワンテイクでおわり。
だから音痴部分を直せなくこちとら悲惨です。
これで宣伝材料になるんだろうか。
若干不安は残ります。
全ては踊っているカップルにベストタイミングでちゅーをしてもらうためです。
だから本当はうまくいけばいくほど、なんて事ない演奏になります。
なんてこと無いには音痴が目立って程遠いが、まあ、仕方なし。コレがいまの実力だ。
なんてこと無い演奏をつまらないとか言って揶揄する人は多いです。
けれど、そういうのは細かいものが見えない人の戯言ですね。
というより、暴言ですね。
というより、勘違い発言で、すればするほど赤っ恥なんだけど、本人は気付いてないからまあ、周りが失笑って事で。
先日、岡本太郎がジミー大西の絵を見て本人に出した手紙というのに、紙から絵がはみ出てもいいんだよ、というような事が書いてあったのを見て、さらに岡本太郎の絵を見たジミー大西が、迫力ではみ出ろと言っているんだなぁ、と気付いているのをテレビで見て、センスってやっぱり重要すぎるでしょう。
と思いました。
1番アホなパターンは紙からただ絵がはみ出したのを書いて、
ふふん。完璧だぜ、
と、うっとりするタイプの言葉を言葉通りにしか受け取れない人。
言葉通りとはいっても、はみ出してもいいのだという言葉のニュアンスは、はみ出さなくてもいいのだ、とも読めるわけなんで。
1番大切な事を表現するにあたって、紙の大きさをきにするなと読めれば、1番大切な事に集中出来るのだ。
肝心な1番大切な事をどう設定するかはセンスとしか言いようがない。
譲れない場所と自由にのびのびさせる場所を選ぶセンス。
自分の楽器の特性を活かすセンス。
相手の音を聴き取り反応するセンス。
枠を見つけるセンス。
崩し方のセンス。
難しい事を簡単に見せるセンス。
簡単な事を面白く見せるセンス。
面白い事を何処までも深く掘り進めるセンス。
簡単と単純を取り違えて、同じ事の繰り返しや、簡単な音符の羅列を馬鹿にする人は多いです。シンプルとスチューピッドは違うのです。
演奏を面白くと聞いて、特別な事や笑える事をしなければと思うのは短絡的タイプで、結局誰にもわかるわかりやすい面白い事をやって適当に受けて満足するわけですが。
面白い演奏ってそんな簡単なもんじゃ無いぜ。
JAZZの枠を壊すんだって迫力で壊していかなけりゃなんの意味も無いぜ。
その前に何を壊しているのかもわからなければ話にならんぜ。
あたしだよ。
きゃーっ。
今回は前代的にぐったりするなぁ。もぅ。
録音って、最悪で最高です。
たいして面白くもなく見えるバンドを聞いて面白いと言っていた先輩はこっちには見えないものを見ていたんだよなぁ。
今ならほんの少しは見えるかもしれない。
音数の多さ少なさについても同じ事が言える。
少ないほうが良いとか多いほうが良いとか、好みの問題こそあれ、元々そういう問題じゃなく、表現したい事を表すにあたって必要な手法を大胆に取り入れる勇気があるかどうかなんですね。
点描画だって良いものは良いし、
一筆書きだってやっぱり良いもなー良いんだ。
若冲みたいにどっちにも軽々飛べるようになりたいよ。
あの人の面白いのは簡単な線でシンプルに表すほど、ユーモラスで現実的になり、
現実的を追及し、細かい線で繊細に、正確に、精密に切り取ろうとすると、超現実化して虚構性が高まる反比例感に美しいバランスがあるように見える事です。
最近見たいっこく堂さんの番組で。
技術は重要だけど海外では何をしたがっているかを見てくれる。
日本では口が動いているないかを常に監視されている。細かい技術上のミスを指摘され、パフォーマンスそのものを楽しんでもらえない。
そういう意味で技術は日本で磨かれる。
と。
音楽もそう。
もちろん何をしたがっているかを分かりやすく提示出来ないならこちらにも問題はある。
しかし、そもそもそういうアンテナを張っていなければ欠点しか目に付かない。
聴くセンスも大切なんだ。
聴く音楽を選ぶセンス。
そこから何か聴き出すセンス。
それをおもしろがるセンス。
じっくり時間をかけて伸ばすしかないんたなぁ。
若冲だってニワトリ眺め続ける事二年だし。
石の上には三年だし。
生物学的には最低一万時間だっていうし。
焦らずガツガツ行こう。
まだまだまだまだひよっこなんだし。
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