●ボンバードラミの馬的着付け的音人生 (^-^)/
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22)南極料理人 沖田修一
キツツキがとっても気に入ったのです借りに行きました。
南極の料理人は昔情熱大陸か何かで実際の方を追ったドキュメントを目にした記憶が有りました。
ストーリーのあらすじを聞いただけだと何が面白いのかよくわからない
木こりが監督とであってココロを通じ合わせる。
これはキツツキだけど
南極だって南極に送られて其処で共同生活する男達を描く。
・・・。
tutayaのポップ書き泣かせだなぁ。
どちらにも共通するのは
「脱日常を体験する事で自分の日常を見直す」
という設定かもしれない。
南極は妻と娘に尊敬されていない父が1年間の距離を置く事で互いの大切さを深く感じる。
キツツキでは木こりさんの普段の生活に映画クルーが入って来て、
彼らのゾンビ映画を何となく無理矢理まきこまれつつ手伝って行くうちに
亡くなった妻への悲しみに暮れていた自分を忘れ、息子と同年代の
監督と話すうちに息子への理解や愛が深まるという。
あるいはそれが双方公的に描かれている点も共通する。
主人公だけが変わるのではなく相手も変化するのだ。
監督も主人公の存在によって現場で何度も救われる
そのうち現場の空気が良くなって周りのクルーも
映画にどんどん集中して行く。
二人が関わる事で周りもすべて変わっていく。
そんな過程がコミカルにぷぷぷっていう笑いをいくつも交えながら展開し
本筋の部分では結果感動して泣いてしまう。
このつかみ方が絶妙。
1、日常←→ 2脱日常 3日常→←
23)winter’s born デブラズラニック
これは衝撃的。神話的。夢的。そして私が暮らしたテキサスにもこれに似た感じが有った。
懐かしく。寂しく。そして何処までもずぶずぶ落ちて行く。うらぶれ感200%。
薬の密造人の父が保釈中に消えて、狂った母と12歳の弟に6歳の妹を一人で面倒見る17歳の少女。
逃げ場が何処にも無い。
この小さな村では掟が法律に優先する。血がなにより重要。親戚を頼って生きて、父の消息をたどり
そして対立する部族との微妙な駆け引きと協力。
最後ティアドロップが犯人を知っているっていったって事は自分は殺されるっていったって事なの?
疑問が残るけど。
ま。それよりジェニファーローレンスのあまり美しくないけど画面を引っ張る魅力みたいなものにうたれる。
主演を張るソウルフルな顔立ちの人。
日本映画界では今や美人かブスかの両極端しか無いけど。
しかも美人9:ぶす1くらいでしか起用はなさそう。
他にも知的な顔とか、ソウルフルな顔とか、ものうげな顔とか
世の中にはかず限りない顔が有っていいはずなのにどんな形容詞を使った顔も
美人がやれば説得力が半減する。
なぜって実人生で美人はそんな顔をする必要がないからよ。
その気持ちはブスしか味わわないわ。ってことが世の中には核も沢山有り
それを説得力を持って表現しきれるブス系美人は少ない。
ああいう過酷な人生も美人が演じてしまえば説得力は無くなる。
日本の映画で見られるのは過酷系なものだけだ。
ここでは有名な俳優がほとんど出ていないというのも物語の力を増している
どの俳優さんもこの世界の住人にしか見えない。
ここに一人有名な俳優さんが入ったらやっぱり世界観が壊れる気がする。
ということで見所的に一般的な美人が沢山出て来たり有名俳優が出てくる嬉しさは何も無い。
ストーリ的にもあまり何も起きない。
主人公の女の子がリスの皮を剥くってところがなんならストーリーを飛び越えて一番衝撃的
スコットランドからやって来た人たちの特徴らしい。何でもかんでも揚げてしまう。
それとは別に途中の音楽が何といってもすばらしい。
この地域ではもしかしたら有名なのかもしれない。
演奏力を考えるとそうなのだろう。
だけど日本には絶対こういう音楽は入ってこない。
なぜって歌ってる人が日本マスコミ感覚的にはブスでデブだから。
すっごいステキな音楽でもブスやデブやその両方がやってたらいらないんだよね。
日本映画界も音楽会もそういうメンタリティー。
少なくともマスコミが押し付けてくる者はそういう地点からのモノに限られる。
美しければ良い可愛ければ良い頑張ってれば良い。
なんじゃそら。
死ぬほど良い音楽と向き合って
正面からあたってくだける恐怖を味わった事がある音楽は日本にはほとんどない。
それはこの映画ともおなじで成り立ちを無視して
型だけを受け取ってそれを模倣するだけ。
ジャンル音楽にはそれが成り立って来た過程が有り
学校へ行って最後の答えだけを教えてもらったモノを
これだよねってきれいに提示してみせたからって一体何なんだ?
hillbillyという種類のスコットランド系アイルランド経由アメリカ迫害移民という存在が
未だに歴然と存在するという事実。
それを都会のアメリカ人はどう受け止めるのか。
日本で言う被差別部落民にも近い存在。
日本でも河川敷クラスの民主主義的なループからは完全に外された
人たちはいる。
痛過ぎて見られない映画。封印している無意識的差別意識を目の前で見せつけられる。
故に絶対に入れてもらえない世界の深淵を覗き込む感じで黙ってびくつくしか無くなる
結構最近一好き。音楽もこういうことを忘れては行けないのだと強く感じた。
見た目はポップでも(ポップでもないけど)心根はパンクで!!
24)トウキョウソナタ 黒沢清
誰も疑ってない、何処にでもある日常は実は非常に危うい。
最初のシーンでそれが象徴的に現れる。
揺れるカーテン。突然の雨。
何も考えないでレールの上に乗っかっていただけの
大企業のサラリーマン。
妻をもらい子供をもうけ家を建てた土台はあまりにも
頼りないモノだった。
頼りない、社会の上に乗っかってそれぞれの役割を演じる
あっけなく崩れさる現実。複雑な様相を呈する役柄の世界。
25)the dark knight クリストファーノーラン
ヒースレジャーの怪演を見たくて借りた。
純粋悪、人間の本質を暴きたいだけ。
この設定はこの間見たセブンの犯人像とかぶる。
そしてどちらもどうやらミルトンの失楽園に触発されているらしい。
形而上学的悪。昔疑問に思っていたんだ。
美のイディアが有るならなんで悪のイディアはないの?
っていうか有るんじゃないの?
あの弁護士はセブンの若い刑事とかぶる。
つまりアダム。ナイーブ。バカ正直。
リンゴを食べて落ちる。
宗谷って考えると映画は神話の発展系もじった系。
神話は人間の本性を分かり易く解き明かしたもの。
ってこと?
26)歓びを歌にのせて ケイポラック
スイスの映画をみるのは初。
心臓病の悪化で休業を余儀なくされた指揮者。
地元に帰って休むはずが、教会のコーラス隊の指揮をまかされる。
で色々起きて最後どうなるのか。
音楽でつまり集まって楽しむ事で人はつながり
権威や教えや説教でつながってるんじゃない
とくにソロを歌った女性の歌は感動的で音楽に言葉は関係ないという事を
改めて思い知らされた。
キツツキがとっても気に入ったのです借りに行きました。
南極の料理人は昔情熱大陸か何かで実際の方を追ったドキュメントを目にした記憶が有りました。
ストーリーのあらすじを聞いただけだと何が面白いのかよくわからない
木こりが監督とであってココロを通じ合わせる。
これはキツツキだけど
南極だって南極に送られて其処で共同生活する男達を描く。
・・・。
tutayaのポップ書き泣かせだなぁ。
どちらにも共通するのは
「脱日常を体験する事で自分の日常を見直す」
という設定かもしれない。
南極は妻と娘に尊敬されていない父が1年間の距離を置く事で互いの大切さを深く感じる。
キツツキでは木こりさんの普段の生活に映画クルーが入って来て、
彼らのゾンビ映画を何となく無理矢理まきこまれつつ手伝って行くうちに
亡くなった妻への悲しみに暮れていた自分を忘れ、息子と同年代の
監督と話すうちに息子への理解や愛が深まるという。
あるいはそれが双方公的に描かれている点も共通する。
主人公だけが変わるのではなく相手も変化するのだ。
監督も主人公の存在によって現場で何度も救われる
そのうち現場の空気が良くなって周りのクルーも
映画にどんどん集中して行く。
二人が関わる事で周りもすべて変わっていく。
そんな過程がコミカルにぷぷぷっていう笑いをいくつも交えながら展開し
本筋の部分では結果感動して泣いてしまう。
このつかみ方が絶妙。
1、日常←→ 2脱日常 3日常→←
23)winter’s born デブラズラニック
これは衝撃的。神話的。夢的。そして私が暮らしたテキサスにもこれに似た感じが有った。
懐かしく。寂しく。そして何処までもずぶずぶ落ちて行く。うらぶれ感200%。
薬の密造人の父が保釈中に消えて、狂った母と12歳の弟に6歳の妹を一人で面倒見る17歳の少女。
逃げ場が何処にも無い。
この小さな村では掟が法律に優先する。血がなにより重要。親戚を頼って生きて、父の消息をたどり
そして対立する部族との微妙な駆け引きと協力。
最後ティアドロップが犯人を知っているっていったって事は自分は殺されるっていったって事なの?
疑問が残るけど。
ま。それよりジェニファーローレンスのあまり美しくないけど画面を引っ張る魅力みたいなものにうたれる。
主演を張るソウルフルな顔立ちの人。
日本映画界では今や美人かブスかの両極端しか無いけど。
しかも美人9:ぶす1くらいでしか起用はなさそう。
他にも知的な顔とか、ソウルフルな顔とか、ものうげな顔とか
世の中にはかず限りない顔が有っていいはずなのにどんな形容詞を使った顔も
美人がやれば説得力が半減する。
なぜって実人生で美人はそんな顔をする必要がないからよ。
その気持ちはブスしか味わわないわ。ってことが世の中には核も沢山有り
それを説得力を持って表現しきれるブス系美人は少ない。
ああいう過酷な人生も美人が演じてしまえば説得力は無くなる。
日本の映画で見られるのは過酷系なものだけだ。
ここでは有名な俳優がほとんど出ていないというのも物語の力を増している
どの俳優さんもこの世界の住人にしか見えない。
ここに一人有名な俳優さんが入ったらやっぱり世界観が壊れる気がする。
ということで見所的に一般的な美人が沢山出て来たり有名俳優が出てくる嬉しさは何も無い。
ストーリ的にもあまり何も起きない。
主人公の女の子がリスの皮を剥くってところがなんならストーリーを飛び越えて一番衝撃的
スコットランドからやって来た人たちの特徴らしい。何でもかんでも揚げてしまう。
それとは別に途中の音楽が何といってもすばらしい。
この地域ではもしかしたら有名なのかもしれない。
演奏力を考えるとそうなのだろう。
だけど日本には絶対こういう音楽は入ってこない。
なぜって歌ってる人が日本マスコミ感覚的にはブスでデブだから。
すっごいステキな音楽でもブスやデブやその両方がやってたらいらないんだよね。
日本映画界も音楽会もそういうメンタリティー。
少なくともマスコミが押し付けてくる者はそういう地点からのモノに限られる。
美しければ良い可愛ければ良い頑張ってれば良い。
なんじゃそら。
死ぬほど良い音楽と向き合って
正面からあたってくだける恐怖を味わった事がある音楽は日本にはほとんどない。
それはこの映画ともおなじで成り立ちを無視して
型だけを受け取ってそれを模倣するだけ。
ジャンル音楽にはそれが成り立って来た過程が有り
学校へ行って最後の答えだけを教えてもらったモノを
これだよねってきれいに提示してみせたからって一体何なんだ?
hillbillyという種類のスコットランド系アイルランド経由アメリカ迫害移民という存在が
未だに歴然と存在するという事実。
それを都会のアメリカ人はどう受け止めるのか。
日本で言う被差別部落民にも近い存在。
日本でも河川敷クラスの民主主義的なループからは完全に外された
人たちはいる。
痛過ぎて見られない映画。封印している無意識的差別意識を目の前で見せつけられる。
故に絶対に入れてもらえない世界の深淵を覗き込む感じで黙ってびくつくしか無くなる
結構最近一好き。音楽もこういうことを忘れては行けないのだと強く感じた。
見た目はポップでも(ポップでもないけど)心根はパンクで!!
24)トウキョウソナタ 黒沢清
誰も疑ってない、何処にでもある日常は実は非常に危うい。
最初のシーンでそれが象徴的に現れる。
揺れるカーテン。突然の雨。
何も考えないでレールの上に乗っかっていただけの
大企業のサラリーマン。
妻をもらい子供をもうけ家を建てた土台はあまりにも
頼りないモノだった。
頼りない、社会の上に乗っかってそれぞれの役割を演じる
あっけなく崩れさる現実。複雑な様相を呈する役柄の世界。
25)the dark knight クリストファーノーラン
ヒースレジャーの怪演を見たくて借りた。
純粋悪、人間の本質を暴きたいだけ。
この設定はこの間見たセブンの犯人像とかぶる。
そしてどちらもどうやらミルトンの失楽園に触発されているらしい。
形而上学的悪。昔疑問に思っていたんだ。
美のイディアが有るならなんで悪のイディアはないの?
っていうか有るんじゃないの?
あの弁護士はセブンの若い刑事とかぶる。
つまりアダム。ナイーブ。バカ正直。
リンゴを食べて落ちる。
宗谷って考えると映画は神話の発展系もじった系。
神話は人間の本性を分かり易く解き明かしたもの。
ってこと?
26)歓びを歌にのせて ケイポラック
スイスの映画をみるのは初。
心臓病の悪化で休業を余儀なくされた指揮者。
地元に帰って休むはずが、教会のコーラス隊の指揮をまかされる。
で色々起きて最後どうなるのか。
音楽でつまり集まって楽しむ事で人はつながり
権威や教えや説教でつながってるんじゃない
とくにソロを歌った女性の歌は感動的で音楽に言葉は関係ないという事を
改めて思い知らされた。
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■7/29(mon)
吉祥寺mandala2
ボンバードラミ(vo gt)
西海しげる(gt)
越智泰彦(eb)
start 20:00~¥2000
⇒都内ツアーのスケジュール詳細
⇒my space音楽配信
⇒youtube風に還る日
⇒youtubeニレの木祭り
⇒youtubeニレの木祭り2
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